After twenty years...

1991年の私の思い出がこの頃やけに頭をかすめる。
その年の7月に急遽、同じ大学、同じ学年の女性と、
婚約を交わし、相手の親と個別に対面する場を設けたり、
双方の両親を交えて挨拶を交わす場を設けたりしながら、
同時並行で卒論の研究と大学院の受験などをしていた。

その、双方の両親と対面の場として選んだのが
福島市の温泉街のホテルだった。
当時の手帳にその時親が泊ったホテルの
メモ書きが残っていた。

学生結婚して5年後、理不尽な別れで結婚生活は終焉を迎えたが、
あの時、自分が福島という土地で
とても大切な思い出を作っていたことは一生忘れないだろう。

そして、その思い出の土地が、今、大変な苦難を味わっている。
決して私は憎しみや侮蔑の気持ちを持って「フクシマ」という言葉を
使っているのではない。もはやこの原発事故は、
「チェルノブイリ」という言葉が一つの象徴的事件を指しているように、
「Fukushima」という国際的共通用語として人々に語られているのである。
その言葉から敢えて目を塞ぎ、耳を塞いでいても、
将来を切り開く道は拓けない。

福島は私には青春の大切な一瞬を過ごしたかけがえのない土地である。
その苦難を二度と日本で、そして世界で起こさない為に、
私は敢えて大声で叫び続ける。

「ノー・モア・フクシマ!」

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