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zoom RSS 今の中東情勢は単純に勧善懲悪のヒーローが解決できる問題ではない。 #集団的自衛権 #解釈改憲

<<   作成日時 : 2014/06/18 22:21   >>

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イラク関連の現在の混乱要因が複合的であることを少しばかり語る。

かつてイラン革命までアメリカはイスラム教スンニ派の王権を支援していて、多数派を占めるシーア派国民は虐げられていた。

革命によってイランは多数派のシーア派によって政府が作られ、アメリカと宿敵関係になった。

アメリカは同じようにスンニ派政権であるイラクのフセイン政権を支援してイランイラク戦争を通じてイラクを軍事大国化させた。

ところがフセインの反体制派国民への虐殺やクウェート侵略に走り、これまで支援していたアメリカと結果的に宿敵関係になった。

イランでシーア派政権と宿敵になり、イラクでスンニ派政権と宿敵になるという「ねじれ」が生まれたのである。

それに加えて、イラン・イラク・トルコ国境をまたぐ地域はクルド人が多数派を占めていて、この三国において民族独立してクルド国家樹立を夢見ている。

この三国が曲がりなりにも政権が安定していた時代にはクルドの動きはそれぞれの政府によって押さえつけられていたが、アメリカが強引にフセインを倒した結果、この内戦になり、クルド支配地域が次第にイラクからの独立、クルド国家樹立へと向かい始めた。

イラクを民主化すれば当然に多数派シーア派が政権を握ることとなり、今度はそのシーア派政府がスンニ派国民への虐殺へと走り始めた。

そのシーア派イラク政府をアメリカが支援することの是非が問われる事態になったところに、かつての宿敵イラン(シーア派)が「一緒にイラク政府を支援しましょう」とアメリカに秋波を送り始めた。

イランの狙いは単に同じ多数派であるシーア派イラク政府の支援だけでは無い。イラク政府が倒されることでイラクからクルド国家が分裂/独立してイラン国内のクルド民族を刺激するのを防ぎたいのである。クルド勢力は油田地域も支配下に置いた。オイルマネーが他の二国のクルド勢力に流れ込めば軍事的に更にこの地域は複雑化する。この状況でどこを支援するのが正義になるか、誰も断言できまい。

唯一私の願いは、「殺し合いを止めさせること」である。

スンニ派だろうとシーア派であろうとクルド人だろうとアラブ人だろうとペルシア人であろうと、民族間、宗派間で殺し合っていてはいけないし、殺し合いの片方を支援してもいけない。

口で解決する問題では無い。理想論で解決できる問題では無い。だがやはり非軍事的解決を目指し、民衆目線の民間支援組織を通じて活動している人々の声を聴くことが日本に、世界に求められていると思う。
(以上、Facebookでのコメントより転記)

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