雲仙普賢岳大火砕流から20年目~マスコミによって殺された住民たち~ #NHK #houdou

今日で雲仙普賢岳の大火砕流災害から20年目を迎えた。
明日、NHK総合テレビの21時30分から、ドラマ仕立てで
特別番組があるという。
http://www.nhk.or.jp/frontier/unzen/index.html
「地域社会を守るため、防災の最前線に立った人々がいた」
と銘打ってある。

ただ、忘れていけない大切なことがある。
「何故警報が出て退避しているべき住民が自警団として残ったか」

考えれば変な話なはずです。避難していればあの40余名の人たちは
火砕流に巻き込まれなくて済んだからです。

「自警団が守ろうとしていた『災害』とは、『マスコミによる盗電』だった」

そう。自警団が火砕流を防ぐ力なんて無いのです。

本来は逃げて安全な場所にいたら良かったのです。
ところが、一旦逃げて空き家になった一帯に、
マスコミのカメラマンたちが火砕流の映像欲しさに入り込み、
足りなくなった電源を求めて空き家に侵入して
住民の電気を盗んでいたのです。
住民が安心して逃げられなかった本当の理由は、
そういう泥棒のマスコミ取材陣たちのせいだったのです。

1991年当時、私は弘前大学理学部地球科学科地震学講座に所属し、
地震や火山の勉強をする生活をしておりました。
雲仙の話題は当然に注目しており、最初の火砕流が発生して、
防災センサー設置中の作業員が火傷を負った時にも、
「これは危険だ。センサー設置を止めて逃げるべき。」
という認識がありました。

九州大学地震火山観測所所長の太田一也さんも避難を訴えていました。
ところが連日のようにマスコミは見晴らしのいい丘に陣取り、
火砕流の映像撮影して騒いでばかり。
そして起きたのが6月3日の大火砕流。

大災害が起きてすぐの報道では、
このマスコミと自警団の関わりが報道にも載りましたが、
すぐその話は闇に葬られ、語られなくなったのです。
当時の状況を知る専門家は私のような地震火山関連の
一部学生とその教官たちぐらいのもので、
社会的には少数派。

逆にテレビや新聞を傘下に持つマスコミたちは自らの悪しき行いが
住民を巻き込む災害に発展した事実を隠したがります。
ですから、今回この「ドラマ」が放送されるにあたって
私が危惧しているのは、

「大火砕流は自然災害というより、『人災』である」

という事実がそのドラマで語られるかどうかである。
私はかなり疑問符を持っている。
その事実を伝えれば、今テレビ局を持っているマスコミたちに
不利になる(NHK自身も例外ではない)からである。

火山学者夫妻が身体を張って研究して巻き込まれたという話は
例外的にこの夫妻の自己責任と言えるかもしれないが、
「マスコミが盗電しなければ死ななくて済んだはずの住民たち」が
そこにいたことをしっかりと伝えていかなくてはなるまい。

そして、あらためて、犠牲者に哀悼の祈りを捧げます。合掌。

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この記事へのコメント

マスコミ
2011年06月04日 22:58
結果としては残念でしたね。
外国人だけが悪者みたいな。
んんん
2011年10月05日 11:58
驚きました





んんん
2011年10月05日 12:00
これはたくさんの人に知ってほしいですね
井川
2013年06月04日 19:37
マスコミが避難勧告を遵守していれば、犠牲者は出ないか最小限に抑えられた可能性が高い。
kenny
2014年10月02日 20:50
いかにも火山学者がいいそうなことですね。

では
・どうして避難勧告ではなく警戒区域設定をしなかったのか?
・どうして翌6/4に村人総出で葉タバコ収穫が予定されていたのか?

盗電によって失われる経済損失は微々たるものです。
盗電を自衛するための消防団だったのでしょうか?

では東日本大震災で254名もの消防団員がなくなったのはどう説明されますか?
一人ひとりがマスコミのせいでなくなったのでしょうか?

違いますよね。

消防団員もマスコミも津波と同じく火砕流の認識を理解していなかったのです。

どうしてか?

九州大学地震火山観測所所長の太田一也氏をはじめとする
火山学者たちは『パニックが起きるから』と正しいリスクを伝えなかったこと
ここが一番の原因だと思います。
東電被害者
2014年12月12日 00:37
パニックが起きたら、危険だと言い出した学者1人のせいになるから、黙ってしまう。
黙っていれば責任は自分だけでなく全ての火山学者と行政のもので、自分の負う責任は微々たるものになる。
そういうシステムだから誰も何も言わなくなる。責任官庁は廃止処分、学者も科研費打ち切りなどの処分があるとなれば、だいぶ違う対処になるだろうと思う。

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