「津波」は本当に「危ない」んだよ。

石原慎太郎発言(チリ地震津波)・・・どっちがバカか。」について
1月と3月に分けてNHKスペシャルにて
4回のシリーズ「巨大地震」があったが、
この番組の中で第3回までと第4回との間で
大きく違いがあったことを誰か気がついただろうか。

その違いはもしかしたら、まさに2月28日の
チリ地震津波を受けてのことだったのかもしれない。

番組は放送後でも有料サービスで視聴できるようだが、
私は地震学を専門に研究したはしくれとして敢えて主張したい。
この『MEGAQUAKE 巨大地震 第4回「TSUNAM~襲来の悪夢」』は
国民共有の防災教育資料として、コピーフリーで
配布・上映したほうがいい。

小学校や中学・高校・大学の教室で、地域の公民館で、
嫌というほどでいい、みんなが一度は見るべき価値がある。

今回の津波を甘く見た人たちが極めて多数いたことを
今日も朝日新聞にて報じられている。

チリ地震津波 「大したことはない」思い込む住民心理(1/2ページ)
http://www.asahi.com/national/update/0416/TKY201004160275.html
チリ地震津波 「大したことはない」思い込む住民心理(2/2ページ)
http://www.asahi.com/national/update/0416/TKY201004160275_01.html

一部抜粋。
「津波の高さが標高と混同され、高さ3メートルの津波なら、
それ以上の標高の場所にいれば安全という誤解もある。
明治三陸地震(1896年)では、津波は高さ数メートルだったが、
岩手県田野畑村で標高28メートルまで波が押し寄せた。」

「海岸から遠いから」とか、
「たかだか50cmだから」とか、
見くびっている極めて多数の国民が、
いずれ来る大津波で命を落とす。

本当に「津波は危ないんだ!」と声を大にして伝えたい。
岩手県は旧田老町(現宮古市)には大きな防潮堤がある。
港のそばの切り立った崖には津波の襲来した高さの記録が刻まれている。
津波は本当に危ないんだということをひしひしと感じる。

どうか、今、日本に何が足りないのかしっかり考えてほしい。
石原都知事は先日、われわれ若輩者を侮蔑して、
新党結成の席で「俺たち老人が真剣にこの国を憂いているんだ!」
と声を荒げていたが、われわれ地震学者たちだって
石原以上にこの国の本当の危険を憂えているんだ!
下手な道徳や歴史観をどうこう言っていないで、
地震国日本、国際共通用語「TSUNAMI」を生んだ日本の
本当の危険を軽視しないで取り組んでほしい。

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この記事へのコメント

2010年04月16日 23:53
石原都知事らが心配しているのは、彼ら自身に都合のよい日本の構図が崩れることだけなのではないでしょうか?
2010年04月17日 08:59
コメントありがとうございます。
自分では変えようがない「生まれ」などを理由に
「本当の日本人かどうか」なんて差別を
平然とする人たちですからね。

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