平成デモクラシー

正直言って、だんだんマスコミ、とりわけ電波を握っている業界に
嫌気がさすことが多くなっている。

例えばある学会発表が大盛況だったという報道。
会場を埋め尽くす観衆の過半がおおよそ「高齢者」と
お呼びしたいご年齢の方々だったにも関わらず、
インタビューとして流れた数名は全部「若者」。
「会場が賑わった」というニュースにしては、
その背景を的確に反映したインタビューだったのか。

  私:「恣意的に選ばれたインタビュー報道では?」

の疑念が浮かぶ。

例えば防衛大臣の発言について。
「防衛相は辺野古陸上案を受け入れた」
との報道だったが、映像に流れた防衛相の発言は
「検討の結果が出ればそれを受け入れる。」
としか語っておらず、辺野古の「への字」も入っていない。
「検討の結果、県外・国外に結論が出ればそれを受け入れる。」
と報じても論理的に通じる発言であって片棒を担ぐ発言ではない。

  私:「恣意的に捻じ曲げた報道では?」

との疑念が浮かぶ。

例えばいたるところで流されるダイエット商品。
会社名が違っても連呼されるのは
「ミトコンドリアという『物質』を活性化し・・・」
というお決まりの口上。

  私:「ミトコンドリアは『細胞小器官』であって
    『物質』じゃないんですけど・・・」


こんなあからさまな「嘘」が何年間経っても変わらず
毎日のように電波で流されているのは、
そのダイエット商品が売れているからなのだろう。
嘘を何年間つきつづけても処罰されないメディア。
きっと消費者相談への「虚偽広告だ!」との苦情を
権力にもの言わせてもみ消しているからなのだろう。

国民から信任を受けた代議士を、
国民からの信任を受けたことも無い役人が逮捕する。
法的に筋が通っているのならまだしも、
「命の脅しをかけて関係者の人権を蹂躙する」
というもので、到底「法治国家」の体をなしていない。

更にその役所の主張を丸々うのみにした記事ばかり
電波を握るマスコミが「有罪と決めてかかって」流す。
法治国家の大原則「推定無罪」は絵に描いた餅か?

私は親小沢でも反小沢でもない。
そもそもそんな対立軸なんて私の求めている
司法の公正、行く行くは表現の自由の獲得には関係ない。
むしろ「反小沢側」と報道される側の議員に
政治献金してまで応援している。

この何ヶ月間か、twitterを通じて、色んな報道の裏を見た。
マスコミが握りつぶす大切な情報の多さと、
マスコミの作り出す「虚像」の無意味さと。

マスコミの流す情報を漫然と受け売りした安っぽい評論家、
証拠を一つも見たことも無く「小沢は有罪だ」と断言する元検事、
人権に関わる「ジャーナリズム」に携わっているのは
「上司に反旗を翻すことを背徳と信じ込んだサラリーマン」たち。

今、マスコミとして君臨する者たちの中では、
「如何に映像的に視聴者が食いつくか」
ばかりが至上命題になり、どんどん拝金者に堕ちていく。
拝金者たちの楽園がどんどん若者のマスコミ離れで先細っていく。
ネットを利用して情報を公開して日本の活路を見出そうとする現政権は
マスコミから見ればいわば「商売敵」。

幸か不幸かネットを自由に操れない世代(40歳以上?)たちは
若者よりもずっと数が多い「高齢化社会」だから、
ネットで幾ら真実が流されてもそう簡単には気がつかない。
「情報操作」にいとも簡単に乗せられやすい。

しかも安保闘争のトラウマで未だに「ノンポリ」であることが
美徳として教わって育った人間の子供が、今、「親」の世代である。
「若者」が受けている社会的危機を政治を通じて打破する
知識も経験もエネルギーもない。

ロシアで政府批判をするジャーナリストは次々暗殺されていく。
いずれ日本でもマスコミや検察を批判する人間たちは
マスコミや検察の手を借りた人間たちによって暗殺されていくのだろう。

かつて「大正デモクラシー」で一度活気を見せた日本社会は、
「5・15事件」、「2・26事件」などを通じて
マスコミたちがどんどん体制批判を潰して「大本営発表」ばかりを流す
暗黒社会に変わった。

その行き着く先が「戦争」であった。

いつかこの時代を「平成デモクラシー」と歴史が語るのかもしれない。
その後に続く歴史は「戦争」なのか?
それとも「人類滅亡」なのか?

「平成に始まった民主主義社会」となるのか
「平成時代に一時盛り上がった民主主義社会」となるのか、
今、問われているのだと思う。


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個人情報は誰のものか?防衛庁リストとメディア規制
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毎日新聞「情報デモクラシー」取材班

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