孤独死

私のように親兄弟・親戚と全く縁を切って一人暮らししていると、
いずれ迎える時がある。

部屋の外で急病になったなら直ぐに発見されるかもしれない。
連れ去られてどこかで埋められたり水底に沈められたりで
永遠に見つからないこともあり得る。

昨日、とある男性が自宅で亡くなっているのが発見された。

一人暮らしで仕事を無断欠勤も遅刻もしないような彼が、
突然仕事に出てこなくなって電話しても応答が無い。
自宅に行くと扉に鍵はかかっているが、
洗濯物は干してあり、テレビの音がしている。
いくら呼びかけても応答がない。

2日経ってとうとう、不動産屋さんと警官の立ち会いで
合鍵で開けて、ようやく彼の遺体が発見された。

彼が定年を過ぎてもまだ働いていたから、
彼は数日後とはいえ、発見してもらえた。

これがもし、仕事も引退していたら・・・。

私自身は彼と一時期一緒に仕事をしていたが、
どんなに怒鳴られても刃向いもせず、
黙ってじっと静かに怒られていた。
無口でどんな声をする人なのかも知らない。

孤独死。

いつか私の身に起こるだろうこと。

彼は兄弟が連絡がついて引き取られた。
私の親や親戚については警察は把握しているだろうが、
死んで狭い石の箱の中に閉じ込められるのは嫌だ。
墓なんてものは、権力者が持っている欲望の象徴だ。

死んだら鳥辺野に捨てられて鳥や野犬に食われて
そういう生命体の一部に生まれ変わって、
空を飛び、野を走り、水をくぐり、風に吹かれたい。
本来、権力も資産も持たない一般庶民は、
墓を持たず、そうやって人生の最後を迎えてきたのだ。

合掌。


千の風になって
タクミノート
2006-05-24
秋川雅史

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