ラスト・フレンズ

DV、ドメスティック・バイオレンス、家庭内暴力。
すさまじいテーマを取り上げたドラマだったようだ。

「ようだ」と推測で書いたのは、ひとえに、この春まで私が裁判で忙しく
「じっくりテレビ画面を見ながら過ごす」という生活が出来ないままで、
ニュースでさえなかなかじっくり見ることさえ極めて少なかったからだ。
私がかろうじて見たのが、この「ラスト・フレンズ」の最終回と
先週放送の「もうひとつのラスト・フレンズ」という総集編のような番組だけ。
だが、これを見ただけでも涙が止まらなかった。

そしてこの物語で重要な存在の「瑠可(るか)」。
おそらく脚本の浅野さんは2つの意味でこの役名を考えたのではないか。
日本人に外国人の名前が男性用なのか女性用なのか分かりにくいが、
私の知る範囲で、西洋でのLukaはもっぱら男につける名前のようで、
その点で瑠可の抱える性同一性障害・同性愛を象徴させる名前であるが、
もう一つ、おそらく浅野さんはSuzanne Vegaという歌手の名曲「Luka」が
頭にあったのではないだろうか。これは「Luka」という名前の少年が
自分の受けている家庭内暴力(児童虐待)について語るとても重いテーマの
曲である。私は「るか」という名前を聞いた時に、主人公の美知留が受けていた
家庭内暴力(配偶者・恋人への暴力)や、タケルの受けた幼少期の
性的虐待を重ね合わせているように感じた。

私自身、Suzanne Vegaの「Luka」について語るのは初めてでないように思っていたが、
少なくともこのブログを使い始めてからは書いていなかったようで、
遡って探してみたが、記述が見つからなかった。
もしかしたら、今の裁判で争っている「掲示板」がまだ運用されていた頃に
書いたことがあるのかもしれない。

世間的にはスポーツ新聞の芸能欄にて視聴率や女性同士のキスの話題などが
メインに取り上げられていたが、そういう好奇心で見る人たちばかりでなく、
家庭内暴力、性別を超越した色んな愛の形、家族愛、命の重さ、
そういう社会派ドラマとして受け止めてほしいドラマであった。

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この記事へのコメント

自己レスですが、追伸として。
脚本の浅井さんは、この曲「Luka」で
「私のことを構わないで」と閉ざされていた少年が
いつか「暴力はやめて!」と立ち向かうように
変化することを求めたい気持ちがあって
この脚本を書いたのではないだろうか。

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  • Luka

    Excerpt: 「ラスト・フレンズ」について この曲の歌詞を対訳つきで書いていいのかどうか 権利関係がはっきりしないので紹介しづらいが、 「洋楽雑記帖 A Notebook Of Western Music <.. Weblog: かわいい猫には、また旅をさせよ。 racked: 2008-06-29 20:25